【バンコク時事】タイの代理出産をめぐる問題で、渦中の日本人男性(24)と契約して代理母となったタイ人女性(21)の母親が17日までに電話取材に応じた。
借金返済のため「私が娘に代理母になるよう頼んだ」と経緯を明らかにした。
「100~1000人の子」計画=邦人男性が代理出産で-「世界への善行」・タイ
母親によると、友人から代理母を探している人がいるとの話を聞いたのが発端。最初、代理母の意味が分からなかったが、「大金と引き換えに他人のために妊娠すること」と説明された。
母親は「私たちは多額の借金を抱えている。この仕事を引き受けてくれれば、借金を完済できる」と娘を説得。娘は最初嫌がったが、2、3日たって同意した。
日本人男性と初めて会ったのは、妊娠を確認する超音波検査の時。母親は男性を見てその若さに驚いた。「Tシャツにジーンズ姿で、お金持ちには全く見えなかった」。
なぜ子供が欲しいのか尋ねると、男性の代理人は「彼は大変なお金持ちで恋人はいないが、子供が欲しい」と説明した。母親は「他人に資産をとられるのが嫌で恋人をつくらないのだろう」と思った。
男性とは会話はなく、会ったのは結局、出産時と出産後を合わせて3回だけ。娘は2013年8月に男児を出産。借金も全て返すことができ、いくらかお金も残った。
今回の問題発覚後、娘は落ち込んでいる様子で「子供を取り返したい」と話しているという。母親は「なぜこんなことになったのか理由が知りたい」と訴えている。(2014/08/17-14:45)
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2014081700106
0 件のコメント:
コメントを投稿